【実録】介護離職寸前からの大逆転!仕事もお金も手放さない在宅介護の新常識
お読みいただきありがとうございます!介護福祉士のnaoです。
在宅でご家族の介護をされている皆さん、毎日本当にお疲れ様です。介護って、楽しいことや嬉しいこともたくさんありますが、やっぱり大変なことも多いですよね。特に、「仕事と介護の両立」や「介護にかかるお金のこと」は、頭を悩ませる大きな問題だと思います。
今回は、そんな皆さんの気持ちに寄り添いながら、介護福祉士の私が、ホッと一息つけるようなヒントや、ちょっと「へぇ~」となるような情報をお届けしたいと思います。どうぞ、コーヒーでも片手に、リラックスして読んでみてくださいね。
「仕事、辞めなきゃダメかな…」そう思う前に!両立のヒント
「介護のために仕事を辞めざるを得なかった」という話を耳にするたび、本当に胸が痛みます。キャリアを諦めたり、収入が減ったりするのは、精神的にも経済的にも大きな負担になりますよね。でも、ちょっと待ってください!「もうダメだ…」と思う前に、できること、知っておいてほしいことがきっとあります。
会社の制度、上手に使えてる?
ご存知でしたか?実は、国が定めている「介護休業制度」や「介護休暇制度」というものがあるんです。
- 介護休業制度: 「あ、おばあちゃん、今日緊急で病院に行かなきゃ!」とか、「ちょっと最近、介護疲れがピーク…」なんて時でも、おばあちゃん一人につき最大93日間、お仕事をお休みできる制度です。もちろん、会社に籍は置いたままですよ。
- 介護休暇制度: 「お父さんの定期検診、半日だけ付き添いたいな」とか、「週に一度、デイサービスの見学に行きたいけど、午前中だけ時間がほしい」なんて時にピッタリ。お父さん一人につき年5日、二人以上なら年10日まで、半日や時間単位で使えるんです。
まずは、会社の総務さんや人事さんに「あの~、介護のことで相談なんですけど…」って、気軽に話しかけてみてください。案外、「もっと早く言ってくれれば良かったのに~」なんて、親身に相談に乗ってくれるかもしれませんよ。
職場に「実は…」と打ち明けてみよう
「介護してるって言いにくいな…」って思う気持ち、すごくよく分かります。でも、勇気を出して職場に相談してみることで、意外な道が開けることもあります。
例えば、「ちょっと残業は難しいんですけど…」とか、「週に何回かテレワークに切り替えることはできますか?」なんて、具体的に相談してみるんです。
- 勤務時間の調整: 「フレックスタイム」とか「時短勤務」とか、最近は柔軟な働き方ができる会社も増えていますよね。
- 業務の見直し: 「あの仕事、もしかしたら他の人にもお願いできるかも?」なんて、部署内で業務の分担を見直すきっかけになることも。
正直に話すことで、周りの人も「そうだったんだ!」と理解してくれて、協力してくれる体制ができていくかもしれません。職場で「介護と仕事の両立を応援する制度」があるかどうかも、ぜひ聞いてみてくださいね。
「困った!」の時は、地域包括支援センターへGO!
「どこに相談したらいいのか、もう頭がごちゃごちゃ!」そんな時は、迷わずお住まいの地域の地域包括支援センターに電話してみてください。ここは、いわば「高齢者のための総合相談窓口」なんです。
介護福祉士、保健師さん、社会福祉士さんなど、いろんな専門家がいて、「介護サービスって何があるの?」「うちの親、どんなサービスが使えるの?」「仕事と介護、どうしたら両立できるかな?」といった、皆さんの疑問や悩みに、親身になって答えてくれます。地域のいろんな情報も持っているので、頼りになること間違いなしです!
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「介護ってお金かかるんだよね…」そんな不安を軽くするヒント
介護サービス費や医療費…「いったいどれくらいかかるんだろう?」って、不安になりますよね。でも、実は知られざる助け舟や、賢く使える制度がたくさんあるんです!
介護保険サービス、上手に使えてる?
介護保険って、皆さんが困った時に使える、とっても心強い制度です。要介護度によって使えるサービスや金額は変わってきますが、こんなサービスがありますよ。
- 訪問介護: ヘルパーさんが家に来て、お風呂の介助をしてくれたり、お掃除や洗濯を手伝ってくれたり。「ちょっと買い物が大変で…」なんて時にも来てくれます。
- デイサービス(通所介護): おじいちゃんやおばあちゃんが日中施設に通って、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、レクリエーションを楽しんだり。利用者さんが外出してリフレッシュできるだけでなく、介護する皆さんが一息つける時間にもなります。
- ショートステイ(短期入所生活介護): 「たまには旅行に行きたいな」「体調崩して、ちょっと休みたい」なんて時に、一時的に施設に入所できるサービスです。
- 福祉用具貸与: 車いすや介護ベッド、手すりなど、自宅で使うと便利な福祉用具をレンタルできます。「ちょっとベッドの高さが合わなくて…」なんて時に、相談してみてください。
これらのサービスを使う時には、ケアマネジャーという専門家が、皆さんの状況に合わせて「こんなサービスはどうですか?」って、一緒に考えてプランを作ってくれます。しっかり相談して、本当に必要なサービスを選んでくださいね。
「高額介護サービス費制度」って知ってる?
「今月、介護サービスの自己負担、すごく高かったな…」って思ったこと、ありませんか?もし、自己負担額が一定の金額を超えたら、超えた分が戻ってくる「高額介護サービス費制度」というものがあるんです。所得によって上限額は違いますが、「もしかしたら、うちも当てはまるかも?」と思ったら、ぜひ役所の窓口で聞いてみてください。知らずに払い続けている方もいらっしゃるんですよ!
他にも「使えるかも?」な制度いろいろ
- 医療費控除: 年末調整や確定申告の時、介護サービス費や医療費が医療費控除の対象になる場合があります。領収書はしっかり保管しておきましょう!
- おむつ代も控除対象に?: 医師の証明があれば、おむつ代も医療費控除の対象になることがあるんです。これも、知っておくとちょっとお得ですよね。
- 市町村独自の助成制度: お住まいの市区町村によっては、介護用品の購入費を助成してくれたり、自宅を介護しやすいようにリフォームする費用を助成してくれたりする制度があるんです。地域の福祉課などに「何か使える制度ありますか?」って、尋ねてみてください。
- 成年後見制度: もし、ご家族が認知症などで財産管理が難しくなってきたら、家庭裁判所が選んだ専門家が、財産を管理したり、契約を代わりに行ってくれたりする成年後見制度というものもあります。
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介護福祉士として、皆さんへ伝えたいこと
介護って、本当に大変なことばかりに見えるかもしれません。でも、一人で抱え込む必要なんて、これっぽっちもないんです。私たちは、在宅で頑張っているご家族の皆さんが、安心して笑顔で介護を続けられるように、いつでもそばにいます。
専門家に「SOS」を出してみて!
こんなこと聞いたら迷惑かな?なんて、遠慮は一切不要です!
私たち介護福祉士は、皆さんの「困った!」を解決するために、専門的な知識と経験を持っています。どんな些細なことでも、気軽に相談してください。「もっと早く言ってくれれば良かったのに~」って、本気で思いますからね!
地域の「お助けマン」を知っておこう!
介護保険サービス以外にも、地域のNPO法人やボランティア団体が、見守りや食事の配達など、色々な形でサポートしてくれています。これらを上手に活用すれば、皆さんの負担もグッと軽くなるはずです。地域包括支援センターで、どんな「お助けマン」がいるか、聞いてみるのもいいですよ。
- 見守りカメラやセンサー: 「離れてる時、ちゃんと元気にしてるかな?」って、心配になることありますよね。スマホで様子が見られる見守りカメラとか、ベッドから起き上がったことを知らせてくれるセンサーなんかは、介護されている方の安心につながるかもしれません。
- 高齢者向けの宅配食サービス: 毎日の食事作りって、本当に手間がかかりますよね。栄養が考えられてて、温めるだけで食べられる宅配食サービスは、介護者の負担を大きく減らしてくれると思います。
これらの商品は、介護生活を少しでもラクに、そして豊かにしてくれるものばかりなので、読者の方にも喜んでもらえるんじゃないかな、と思います!
介護は、マラソンと一緒で、一人で走り切る必要はありません。私たち専門職や、地域の温かいサポートを頼って、たまには立ち止まって休んだり、誰かに背中を押してもらったりしながら、ご自身のペースで進んでいってくださいね。
何か困ったことや、もっと知りたいことがあれば、いつでも気軽に声をかけてください。皆さんの介護生活が、少しでも穏やかで、笑顔の多いものになりますように。心から応援しています!
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