少し寒い朝に見えた、眉間のしわと笑顔のきっかけ

nao70

はじめまして、naoです。
介護福祉士として特別養護老人ホームに12年半勤めたあと、訪問介護に転職して半年。
まだまだ新米訪問介護士として、日々の現場で感じた小さな気づきや、利用者さんとのやりとりをこのブログに綴っています。

家では夫と子ども3人の母としても毎日バタバタ。
だからこそ、**日々の“ちょっとした癒し”や“やさしい気づき”**を大事にしたくて、このブログを始めました。

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介護

 少し寒さを感じる朝って、体がなんとなく重く感じたり、気分もシャキッとしにくいなぁ…なんて思うことがあります。

今日もそんな空気の中で、いつもの訪問先へ向かいました。

ドアを開けてくださった利用者様の表情は、どこか暗く、眉間にはうっすらしわが。

体調は悪くなさそうでしたが、何度も外の天気を気にされている様子がありました。

「あなたは若いから、元気でいいねぇ」と仰る声も、どこか少し元気がない。

途中でため息も何度か聞こえてきて、「今日外はどう?寒いでしょ?少し寒いからか腰が痛いし、体もスッキリしないのよ。嫌になっちゃう」「楽しい事が考えられなくてどんどん暗くなっちゃう」とお話してくださいました。

でもその中でも「次は〇〇してもらおうかな」と仕事の指示をくださったり、いつものようにしっかりされている様子もあって、

“いつものその方らしさ”がちらほら見えてホッとしました。

少しでも雰囲気が明るくなったらいいなと思って、

「私もいろいろあるけど、薬飲んでがんばってるよ〜!」なんて軽く笑って、つい踊ってみせたら──

「落ち込んでてもしょうがないねぇ」って、ふっと笑ってくださって、

その笑顔に、こちらまで救われる気持ちになりました。

人って、体の調子だけじゃなくて「気圧」や「天候」にも影響されるんだなぁと改めて実感しました。

その場の雰囲気が少しでもあたたかくなったらいいなと思って、

思わず踊っちゃった。そういうのって、時々すごく大事だなぁと思います。

完璧な言葉や対応じゃなくても、ふとしたやりとりや行動が、

誰かの気持ちを少しだけ明るくできることもあるんだなぁって。

今日もこの仕事ができてよかったな、と心から思えた一日でした。

寒い日、曇りの日、なんとなく元気が出ない日。

それでも「誰かが来てくれる」ことが、どれだけ大きな支えになっているか──

それは、介護の現場にいる私たちが一番よく知っている気がします。

あなたの言葉も、きっと誰かの「小さな光」になっているはず。

今日もおつかれさまでした、がんばったね。

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