この記事の内容:
今日の訪問先
こんにちは!naoです。
12年以上特別養護老人ホームで勤務し、今は訪問介護の現場で日々奮闘中です。
さて、今日の訪問先は――70代の男性利用者さんのお宅でした。
一人暮らしで、持病を抱えながらも穏やかに生活されている方。
とにかくお話好きで、話し始めると止まらないタイプ。
昔の仕事の話から最近のテレビの話題まで、聞いているこちらも思わず笑顔になる、そんな会話が続きます。
買い物もご自身で行かれることがありますが、弱視のため少し心配な場面もあるので、時には一緒に買い物に行くこともあります。
冷蔵庫をのぞいて始まる、今日のごはん
今日は調理中心のサービスでした。
「何が食べたいですか〜?」と声をかけながら、一緒に冷蔵庫を確認。
「これ使えるね」「これはもうすぐ傷みそうかな?」
そんな会話をしながら、今日のメニューを決めていく時間が、まるでちいさな作戦会議のようで、私も楽しみな時間です。
「頼むね」のひとことに込められた信頼
メニューが決まると、ご本人は「じゃ、頼むね」とテレビの前へ。
この一言に、毎回信頼を感じて、ほんのりうれしくなります。
私は台所で数品のおかずを調理しながら、合間にキッチンやトイレの軽い掃除も。
作業がスムーズに進んだ今日は、気持ちにも少し余裕がありました。
“ありがとう”が心に残った日
作業が終わり「こんな感じでできましたよ〜」と声をかけると、
振り返ったご本人が、にこっと笑ってこう言ってくれました。
「今日もありがとね。本当に助かるよ」
たった一言。でも、その言葉に心がふっとあたたかくなって。
日々の支援の中で、こうして誰かの暮らしの一部に関われること――それがこの仕事の喜びだと改めて感じました。
あなたの今日にも、ほっとする瞬間がありますように
今日もまた一つ、心に残るやさしい時間をもらいました。
介護の現場には、毎日いろんな出会いと気づきがあります。
あなたの今日の“ほっとする瞬間”は、どんな時でしたか?
明日も、あなたとあなたの大切な人にとって、やさしい一日になりますように。
naoより

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