「今日は特にやることないよ」——そんな日の“いきなり笑顔”の理由。

nao70

はじめまして、naoです。
介護福祉士として特別養護老人ホームに12年半勤めたあと、訪問介護に転職して半年。
まだまだ新米訪問介護士として、日々の現場で感じた小さな気づきや、利用者さんとのやりとりをこのブログに綴っています。

家では夫と子ども3人の母としても毎日バタバタ。
だからこそ、**日々の“ちょっとした癒し”や“やさしい気づき”**を大事にしたくて、このブログを始めました。

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どうぞ、ゆるりと読んでいってくださいね

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介護

今日の訪問で感じた“ちょっとした違和感”

訪問介護の仕事って、毎回必ず“やること”が決まっているわけではありません。

利用者さんの状態や気分によって、その日その日で内容が変わるのが当たり前。

でも今日は、ちょっとだけ想定外でした。

訪問のことをすっかり忘れていたという利用者さん。

ドアを開けた瞬間、「あ、今日だったっけ?」と少し驚いたような、でも照れ笑いのような表情が印象的でした。

やることがない日、だからこそ見えたもの

「今日はやってほしいこと、特にないんだよね」

そう言われたので、軽く掃除と整理を済ませてみたものの、普段より時間に余裕がありました。

少し空気が落ち着いた頃、「最近何か楽しいことありましたか?」と声をかけてみると、

一瞬で表情がパッと明るくなって、少し身を乗り出すようにこう言われたんです。

「僕はね、絵が好きなんだよ」

まるで“待ってました!”と言わんばかりに、まっすぐな目でこちらを見ながら。

すぐに奥の部屋から作品を何枚も持ってきてくれて、一つひとつに想いを込めながら説明してくださいました。

作品を前にして話すその姿は、とてもいきいきしていて、つい私も一緒になって笑顔に。

“今日は特にやることがない日”だったはずなのに、心に残る時間がそこにありました。

話すことで生まれる笑顔とあたたかさ

今日は、業務的なことはほとんどしていません。

でも、「その人の好きなこと」に触れたことで、介護という仕事の本質を改めて感じたような気がしました。

訪問介護は、ただ何かを“してあげる”だけじゃない。

「話をすること」「話を引き出すこと」——

それが、その人の心をゆるめ、元気にするきっかけになることもあるんです。

聞いているこちらも、なんだかあたたかい気持ちになっていたこと。

誰かの趣味や好きなことを知るって、やっぱり素敵な時間です。

介護の現場には、作業以外の“力”がある

やることが少ない日でも、

話しかけてみることで見える表情、広がる会話があります。

介護の現場では、そういう“ちょっとした瞬間”が何より大切。

もし、今介護の仕事に興味を持っている方がいたら、

「特別なスキルがなくても大丈夫だよ」って、伝えたいなと思います。

あなたの“話を聞く力”や“そばにいるやさしさ”が、誰かの力になるかもしれません。

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