介護で「もう限界…」と感じたら読んでほしい。90代女性の“本音”が教えてくれたこと

nao70

はじめまして、訪問介護員の nao(なお)です。
介護福祉士として、特別養護老人ホームでの12年半そして現在の訪問介護2年目(計14年)を通して、日々高齢者ケアに携わっています。
「今日のケア、これで良かったのかな?」「利用者様のこの変化、どう対応すればいいの…?」
多忙な介護現場では、新しい状況に直面したり、判断に迷ったりすることも多いですよね。
このブログは、そんな日々奮闘する介護職の皆様へ、私の経験から得られる【実践的なヒント】や【心が軽くなる視点】をお届けしたいと思って始めました。
具体的には、私の訪問介護でのリアルな経験談を基に、以下の情報を提供しています。

- 【現場で役立つ】 利用者様とのより良いコミュニケーションの工夫や声かけのヒント
- 【知っておきたい】 高齢者の心身の変化や、気候・疾患が与える影響などの基礎知識
- 【自分を大切に】 介護職自身の心身の健康を守るためのセルフケアやリフレッシュ方法
- 【共に学ぶ】 現場で直面する課題や、そこから得られる学びの共有
完璧な介護を目指す中で感じるプレッシャーや、一人で抱え込んでしまう悩みに寄り添いながら、「読んでよかった」「明日から少し頑張れそう」と思っていただけるような、有益で温かい情報発信を目指しています。
プライベートでは、3人の子供たちに囲まれ、仕事に子育てに毎日バタバタと追われています。そんな日常の中で見つける、ささやかな「ホッと一息つける瞬間」や「暮らしの工夫」も、時々綴れたらと思っています。
Instagram(@なお@ゆるっと節約暮らし)では、節約あるあるのリール動画も配信中です。
このブログが、あなたの毎日のケアのヒントになり、そしてあなた自身を大切にするきっかけとなれば幸いです。
どうぞ、あなたの介護の毎日を応援するパートナーとして、お役立てください。

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介護

90代女性の“本音”に胸がぎゅっと

こんにちは。訪問介護の仕事をしているnaoです。
介護の現場にいると、
「どう声をかけたらいいのかわからない」
「この支援で本当に良かったのかな…」
そんなふうに、自分を責めるような気持ちになることって、ありませんか?

私自身、何年介護に関わっていても、日々迷ったり悩んだりしています。
今日の訪問先でも、ある90代の女性の“本音”に、胸をぎゅっと掴まれるような思いをしました。

カレンダーに書き込まれた“不満”

その日訪問した女性は、几帳面に予定をカレンダーに書き込む方。
でも今日は、それを見つめながらため息をついて、こうこぼしたのです。

「私、自分の時間がないのよ…」

予定はご自身で書いているのに、「自分のための時間がない」と感じてしまう。その一言に、年齢を問わず共通する“心の疲れ”がにじんでいました。

さらに、首の痛みを訴えられていました。
週2回の訪問マッサージも「やめたい」と話され、不安な様子。その理由は、同じデイサービス利用者さんから「首はやめた方がいいかも」と言われたことがきっかけでした。

「デイサービスもちょっと疲れちゃって…行きたくないのよね」
そう口にされたとき、私は焦らず、ひたすら傾聴を続けました。

好きな話題を交えながら、少しずつ気持ちがほぐれていくのを感じ、最後には笑顔で「naoさん、ありがとうね~」と送り出してくださいました。

傾聴の力と、自分の時間

介護は“支えること”が基本だけれど、支える側の私たちも、時には疲れて、自分の時間を持てないことがあります。
「人を支えるばかりで、自分は誰に支えてもらえるのか…?」そんなことを思うこともあるんです。

今日の「私の時間がないのよ」という一言は、利用者さんだけでなく、私たち介護者自身の心にも響くものでした。

あなたには話を“聴いてくれる人”がいますか?

誰かの介護をしていて、「大丈夫」と言い続けていませんか?
あなたには、“あなたの話をちゃんと聴いてくれる人”がいますか?

人を支えるあなたにも、安心して気持ちを話せる場所が必要です。
介護は、心と心のつながり。聴くことは支えること。でも、支えるあなた自身も、支えられていいのです。

明日が、少しでもやさしく、心あたたかい一日になりますように。
naoより

* 自分のケアも忘れずに *

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