90代女性の“本音”に胸がぎゅっと
こんにちは。訪問介護の仕事をしているnaoです。
介護の現場にいると、
「どう声をかけたらいいのかわからない」
「この支援で本当に良かったのかな…」
そんなふうに、自分を責めるような気持ちになることって、ありませんか?
私自身、何年介護に関わっていても、日々迷ったり悩んだりしています。
今日の訪問先でも、ある90代の女性の“本音”に、胸をぎゅっと掴まれるような思いをしました。
カレンダーに書き込まれた“不満”
その日訪問した女性は、几帳面に予定をカレンダーに書き込む方。
でも今日は、それを見つめながらため息をついて、こうこぼしたのです。
「私、自分の時間がないのよ…」
予定はご自身で書いているのに、「自分のための時間がない」と感じてしまう。その一言に、年齢を問わず共通する“心の疲れ”がにじんでいました。
さらに、首の痛みを訴えられていました。
週2回の訪問マッサージも「やめたい」と話され、不安な様子。その理由は、同じデイサービス利用者さんから「首はやめた方がいいかも」と言われたことがきっかけでした。
「デイサービスもちょっと疲れちゃって…行きたくないのよね」
そう口にされたとき、私は焦らず、ひたすら傾聴を続けました。
好きな話題を交えながら、少しずつ気持ちがほぐれていくのを感じ、最後には笑顔で「naoさん、ありがとうね~」と送り出してくださいました。
傾聴の力と、自分の時間
介護は“支えること”が基本だけれど、支える側の私たちも、時には疲れて、自分の時間を持てないことがあります。
「人を支えるばかりで、自分は誰に支えてもらえるのか…?」そんなことを思うこともあるんです。
今日の「私の時間がないのよ」という一言は、利用者さんだけでなく、私たち介護者自身の心にも響くものでした。
あなたには話を“聴いてくれる人”がいますか?
誰かの介護をしていて、「大丈夫」と言い続けていませんか?
あなたには、“あなたの話をちゃんと聴いてくれる人”がいますか?
人を支えるあなたにも、安心して気持ちを話せる場所が必要です。
介護は、心と心のつながり。聴くことは支えること。でも、支えるあなた自身も、支えられていいのです。
明日が、少しでもやさしく、心あたたかい一日になりますように。
naoより
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